皆さんこんにちは!
静岡リハビリセンターの前田です。
本日は関節リウマチのリハビリに関して。
関節リウマチとは、免疫の異常により関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れが生じる病気です。 進行すると、関節の変形や機能障害を来たします。 原因は未だ不明ですが、遺伝的要因や、喫煙、歯周病などの環境要因の関与が指摘されています。
関節リウマチの治療として一般的には薬物療法にて痛みの軽減を図ったり、変形の状態によっては手術を選択することもあり、保存療法としてはリハビリや物療機器での治療が実施されます。
では、保存療法であるリハビリの内容としてはどのようなことを実施するのでしょうか。
という質問を多くいただきましたので、本日はご来店いただいたお客様の施術前後の様子をご紹介致します。
M .O様
足趾の変形に伴い、歩行障害が出現したため担当医と相談したのち手術を決意されたお客様です。
前回の受診にて手術前の診察を実施された際に、痛みや過敏性が強いため手術をできる状態じゃないとの言われたため痛み改善目的にて来店いただきました。
初回来店時は足趾に体重をかけると痛みが強く、歩くときにふらつくため転倒を心配されていましたが、2回目来店時には痛みが半減してかなり歩きやすくなった。と嬉しいお言葉をいただきました。
リハビリ内容としては、痛みの原因となっている筋肉の緊張を和らげ、緊張を作りやすい姿勢の改善や循環を妨げないような生活指導を身体に合わせた状態で実施させていただきました。
関節リウマチは炎症や変形によって痛みが出現することが知られていますが、痛みにより緊張した筋肉が関節の動きを妨げたり、血管を圧迫することで血行不良を起こすことで、痛みを増強させてしまうこともあります。
手術前の状態が手術後の機能改善に大きく影響するため手術後のリハビリを見越して、手術前のリハビリを通して身体環境を出来るだけ整えておくこともとても重要です。
痛みや症状には原因がある!
こちらのお客様は痛みや過敏性が軽減し、無事手術を受けることができるようになりました✨
根拠のある施術と身体に合わせたエクササイズのご提案による即時的な変化だけでなく、維持向上できるリハビリの提供をこれからも徹底してまいります。